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「分娩シミュレーターを用いた母児急変対応ワークショップ」@第19回千葉県周産期新生児研究会

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「分娩シミュレーターを用いた母児急変対応ワークショップ」@第19回千葉県周産期新生児研究会

期日:平成25年12月21日(土)
会場:千葉大学病院クリニカルスキルズセンター

関連ファイル:周産期急変対応ワークショップ

「分娩シミュレーターを用いた母児急変対応ワークショップ」に参加の皆さまへ

このたびは、「分娩シミュレーターを用いた母児急変対応ワークショップ」に応募いただき誠にありがとうございました。

スタッフ代表の千葉大学産婦人科の長田と申します、どうかよろしくお願いいたします。

いよいよ期日まで1週間を切りましたが、事前にお知らせしたいことが数点ありますのでご確認ください。

<1>プログラムの概要は以下のとおりです。

1) 13:30-14:15

全体でコース紹介、シナリオ関連事項のレクチャー

2) 14:20-14:55

シナリオ①についてシミュレーション実習

>2チームがノエルを1台ずつ使って、他の4チームは見学

3) 14:55-15:30

シナリオ②についてシミュレーション実習

>2チームがノエルを1台ずつ使って、他の4チームは見学

4) 15:40-16:15

シナリオ③についてシミュレーション実習

>2チームがノエルを1台ずつ使って、他の4チームは見学

5) 16:15-16:30

全体でデブリーフィング

<2>シナリオは3種類を用意しました。各シナリオの設定は以下のとおりです。

シナリオ①>

40歳、2経産、10年ぶりのお産です。既往歴は特にありません。

前回2回の妊娠分娩は特に異常なく順調に経過し、第1子、第2子の出生体重は3200g、3400gでした。

今回は、妊娠28週から健診時に尿蛋白+の時が何回かあり、血圧が130台/80台で経過しました。妊娠36週からは下肢の浮腫が著明でした。

昨晩10時ころ陣発し、午後11時に妊娠38週で入院しました。入院時尿蛋白(++)、Bp 148/84、児の推定体重は3000g、身長158cm、体重68Kg(非妊時体重54Kg)でした。

陣痛が微弱気味なので、本日午前9時よりアトニン5単位で誘発を開始しました。午前11時に破水し、陣痛5分間隔、内診所見が5cm開大、station -1、展退60%でした。

現在午後1時。

シナリオ②>

32歳、初産、妊娠性の糖尿病でインシュリン使用中です。

妊娠40週で、陣痛が発来し入院しました。入院時尿蛋白(-)、Bp 132/70、児の推定体重は3500g、身長152cm、体重66Kg(非妊時体重53Kg)でした。

昨日午前8時陣発。念のためラインは細胞外液でキープしています。現在午後2時、30時間が経過しました。児頭が娩出され第4回旋したところです。

シナリオ③>

36歳、1経産、既往歴は特にありません。

妊娠40週6日で、分娩誘発目的で入院しました。

前日夕方ミニメトロを挿入、夜間自然脱出しました。

朝8時からオキシトシンで分娩誘発をしています。

午後1時、分娩室に入室後、内診所見は7cm開大、展退60%、胎胞緊満のため10分前に人工破膜しました。

<3>貴方のチームは、シナリオ①についてシミュレーション実習を行います。

シナリオ①の学習目標は以下のとおりです。

1)ALSO*の基準による子癇発作と急遂分娩への対応を理解し、シミュレーションする。

2)上記について、チームでの対応を議論し、より良い対応をシミュレーションする。

*ALSOについては、http://www.oppic.net/item.php?pn=also_japan.php をご参照ください。

<4>シナリオ①に関連するALSO講義用スライドを添付します。

当日のレクチャーではこれらの一部を使用する予定です。

本ワークショップの内容についてご不明の点がありましたら、以下のメールアドレスにお問い合わせください。

ではスタッフ一同、皆さまにお会いできることを楽しみにお待ちしております。


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”周産期救命救急医療において、多職種によるチームワークを最重視し、シミュレーションを基盤とする教育方法を開発し、その効果を科学的に検証する”