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「第1回周産期急変対応セミナー」

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「第1回周産期急変対応セミナー」

2月19日(土)に「第1回周産期急変対応セミナー」が、千葉大学医学部附属病院において千葉大学周産期母性科とNPO法人千葉医師研修支援ネットワークの共催で行われました。参加者は計22名で、内訳は医学部学生8名、臨床研修医7名、看護学部教員3名、看護学部大学院生2名、助産師2名でした。

ALSOやNCPRの講習内容に準じたレクチャーの後、最新のワイアレス分娩シミュレーター”Noelle”や”新生児シミュレーター”HAL”を使ったワークショップで実技学習を行いました。突然妊婦が心肺停止を起こした状況を作り、参加者が即興でBLSを行うというサプライズもありました。

解説講演をお願いした照井克生先生は我が国の産科麻酔の第一人者で、産科救急の豊富な経験例や妊婦心肺蘇生の最新ガイドラインを紹介していただきました。講演に関してはオープンエントリーとして県下の産婦人科医や麻酔科医の皆さんも加わり、計70名以上が参加しました。

今回は全くの手作りのセミナーで、独自の症例シナリオに基づき分娩シミュレーターのプログラムを設定するところから準備が始まりました。まだまだ細部に改善の余地はありますが、周産期救急の実際を理解し体感してもらうという当初の目的は達成できたと自負しています。参加者による事後アンケート結果は好評であり、照井先生からも今後とも是非続けていくようにと励ましの言葉をいただきました。

 

開催者代表 千葉大学周産期母性科 長田久夫

 

<プログラム>

13:00-13:05 開会挨拶 オリエンテーション

13:05-14:05 レクチャー(第2講堂)

ALSO (産科救急公認コース)の講習内容に準じたレクチャー

1. 内科的合併症  講師:臼井

2. 補助経膣分娩  講師:計良

3. 産後大出血   講師:淀川

NCPR (新生児蘇生公認コース)の講習内容に準じたレクチャー

1. 人工呼吸と胸骨圧迫まで  講師:長田

 

14:15-15:30 シミュレーション学習(シミュレーションセンター)

ノエルとハルを使ったシナリオ演習(2グループに分かれて)

インストラクター:長田、臼井、坂上、計良、淀川

アシスタント:山口、大庭、柏原、森田

ノエル

ノエル2

第一回3

 

第一回4

15:40-17:00 解説講演(第1講堂)

“症例から学ぶ周産期急変対応と妊婦の心肺蘇生”

講師: 照井 克生(埼玉医科大学総合医療センター産科麻酔科)

17:00-17:05 開会挨拶


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”周産期救命救急医療において、多職種によるチームワークを最重視し、シミュレーションを基盤とする教育方法を開発し、その効果を科学的に検証する”